ANONIMO製品の部品は、ケースから文字盤、針、ストラップ、バックルにいたるまで、ムーブメントを除くすべてをフィレンツェで生産し、もちろん時計の組み立てや仕上げもフィレンツェの工房で行っています。これにより、スイスメイドとは一味違う、フィレンツェ独自の時計がうみだされます。
ANONIMOがフィレンツェにこだわるのには理由があります。まずは、ご存知のようにフィレンツェがルネサンス文化の中心地であったこと。ルネサンスといえば、ダンテら文学者やレオナルド=ダ=ヴィンチやミケランジェロといった芸術家がクローズアップされがちですが、ルネサンスの三大発明(活版印刷・羅針盤・火薬)に代表されるように、近代産業の礎となった科学の発展を忘れるわけにはいきません。フィレンツェには、技術の革新と独創性を産みだす風土が古くからあり、その血は現在のフィレンツェ人たちにも脈々と流れています。ANONIMOの工房には、伝統文化とクラフトマンシップを受け継いだ卓越した技術の職人たちが集まり、彼らの仕事は、確かな技術と独創性をもって世界が認めるクオリティを誇っています。
また、第2次世界大戦前後のフィレンツェには、独自の時計製造の文化がありました。イタリア海軍(Marina Militare)の要請で製作された任務遂行のための時計、いわゆるミッションウォッチの製造です。軍が任務を完遂するために求められた高度な性能が、その後のあらゆる時計の機能を確実にレベルアップさせたことは、いまやまぎれもない事実です。このフィレンツェの時計製造の文化は、視認性の高い文字盤、堅牢なつくりのケースと耐久性にすぐれたストラップなど、本格的な機能を追及したブランドの原点となっています。そして、男らしい重厚なシルエットとフィレンツェならではのモダンなデザインの融合。これこそが、ANONIMOのプロダクトに共通した特徴といえるでしょう。




